東京のOLがフィンランドでインターンした話

日本↔フィンランド / バイヤー / モデル / ライター / 現地の体験やマニアックな情報を発信するフィンランドブロガーです

最近食べたもの

2018.8.13.

数日前からフィンランドに来ています。

 

今日は友達と10時に集まって朝食を食べに行く予定です。

 

私は時差ボケもなく、日本と変わらず6時台に目が覚めたので、集合前にさんぽしました。

 

ヘルシンキの南部エイラ地区からヒエタラハティのフリーマーケットを見て、カンッピ地区へ。

 

去年の8月とは打って変わり、フリマは閑散としていて、業者の出店が多そうだったのでスルー。(価格帯が仕入れ値の数倍するので)

 

お腹がすいてしまったので、近くのスーパーへ入りました。

 

久しぶりのフィンランドのスーパー。

 

果物が日本と比べてはるかに安いことに衝撃を受けてしまい、フィンランド産のいちご、外国産のネクタリン、オーツ麦の軽食を思わず買いました。

 

f:id:aakikko:20180814151116j:image

 

1時間後に朝食だけど、お腹も鳴っているので実食。

 

このオーツ麦のゲル?みたいな食べ物はVälipalaと言います。

 

フィンランド語の直訳で間食、英語ではsnack、日本語でなんて訳せばよいのかわかりません。

 

私はベリーミックス味を選びました。

 

f:id:aakikko:20180814160702j:image

 

ベリーの種のプチプチ感と優しい甘さ、小麦の風味がします。

 

一見ヨーグルトにも見えますが、乳製品は使われていません。乳アレルギー持ちやヴィーガンの人も食べられそうですね。

 

個人的には同じような商品で、YOSAというメーカーのほうがベリー感があって、より好きかもしれません。

 

それでは、もいもーい。

平和通りは万国共通?

2016.8.17.

一旦作業に区切りをつけて、 私はA先生お気に入りのカフェでサラダブッフェを食べました。

お肉のメニューはありませんが、パンもサラダも新鮮で満足感が高いです。

 

caferongo.fi - Home

 

このカフェ ロンゴの住所はポルヴォーのRauhankatu 33番地。rauhaとは平和を、katuは通りを意味します。

 

日本語に直訳すると「平和通り」。

私の出身地にあたる福岡県にも平和通りがありますし、 東京都にも存在する地名のようです。

 

他県にもありそうですし、もしかしたら他の諸外国にも平和通りがあるのでは、と想像を膨らませながらお店を出たのでした。

 

それでは、もいもーい。

 

(ただいま在フィンランドのためPCなしの簡易更新になります)

 

 

 

フィンランドでのキャリア選択

2016.8.17.

今朝も雨が降っています。

ほんの少しsuomenmestari(教科書)で勉強して、出勤しました。

 

明日から本格的に新学期に入るので、校舎をたった一人で掃除しているE先生を手伝いました。

掃除機はイギリス発のヘンリー。意外と吸引力があります。

 

f:id:aakikko:20180812010859j:image

 

マットを叩いたり、掃除機をかけたり、ものすごくホコリっぽくて私は咳が止まりませんでした。

 

そのとき私は、ふとフィンランドのホテルやメトロなどで見かける清掃員の人は必ずと言っていいほど、外国人であることに気が付きました。そしてこのアートスクールでも。

 

E先生はポーランド出身で、今掃除を手伝っている日本人の私も、フィンランド人から見れば外国人です。

 

しかし、先生はフィンランド人男性と結婚して長男を出産、すでに5年住んでいて、言葉もペラペラです。

 

また、Hさんからは以前、E先生は本当は絵の先生だけれど、フィンランドの大学を出ていないからこのアートスクールでは教員としてクラスを受け持つことができず、教員の補助や掃除が主な仕事であることを聞いたことがありました。

 

ここフィンランドでは、現地の大学を出ていない人の多くは、キャリアの選択肢がかなり限られてしまうように思えました。

 

私はアートスクールとは1年契約のインターンシップ(ボランティア)で、お給料は一切出ないですし、満期を迎えても就職はできません。

 

フィンランドで掃除を仕事にする意味も見出だせないので、ここに1年間どっぷり留まるのではなく、いずれは買い付けや他の仕事に比重を移そうと思ったのでした。

 

それでは、もいもーい。

フィンランド陶芸 ―芸術家たちのユートピア に行ってきました

2018.8.4.

日本とフィンランドの外交関係樹立100周年記念の一環だそうです。

 

アラビアやイッタラなど、フィンランド陶器が日本においても身近になってきた昨今ですが、本展はプロダクトではなくアートピースにフォーカスして黎明期から最盛期まで網羅した内容となっていました。

 

今回は私の好きな陶芸アーティストが残した作品の中で、とくに印象に残ったものをこちらに記しておきます。

 

■ルート•ブリュック女史の作品 

•聖体祭(Corpus Domini)

http://puheenvuoro.uusisuomi.fi/sites/default/files/imagecache/width-648/domain-9235/kuvat/WP_20160811_11_38_02_Pro.jpg

 

本展でもメインビジュアルになっている大きな陶板。背景に刻まれた模様によって、釉薬に奥行きが生まれています。

 

パステル寄りだけれどファンシーになり過ぎない、むしろ少し陰のある色味が私は好きです。

 

ちなみにこれはどの教会がモチーフなのか調べてみましたが、出てこず。

代わりに聖体祭シリーズの一枚がオークションに出ているのを見つけました。

 

www.bukowskis.com

 

実物を見ても思いましたが、天使の女の子が持っているのが白樺のかごにしか見えません。

白樺のプロダクトは、やはりフィンランドの伝統なんだなと納得です。

 

引用元▼

Rut Brykin näyttely Taikalaatikko Espoon modernin taiteen museossa Emmassa. — zzz333

 

ブリュック女史はもともとグラフィックアーティストだったそうで、アラビアファクトリーのアートデパートメントに招かれたときは、陶芸の経験はなかったそうです。

 

陶芸を始める前から平面での表現に長けていたからこそ、このような唯一無二の作風につながったのでしょうね。

 

彼女の作品はエスポー近代美術館でも展示されています。

エスポーの方がフロアの地面を埋め尽くすような作品や、より大きな陶板などが見られます。

私はサムネイルにするほどブリュック女史のライオンが好きです▼

 

aakikko.hatenablog.com

 

■ビルガー•カイピアイネン氏の作品

フィンランド陶芸界の貴公子」ともいわれるカイピアイネン氏。

日本ではパラティッシシリーズの食器で有名かと思います。

 

私はブラックパラティッシ一式を、私の母と祖母はカラーパラティッシを使っています。

 

毎日の生活の中で、彼の実用的なプロダクトばかり見ているため、アートピースとのギャップに驚かされました。

 

・テーブルのある部屋(room with table)

http://www.emmamuseum.fi/sites/default/files/styles/large/public/%5Bsite-date-yyyy%5D/%5Bsite-date-mm%5D/BK-Press1.jpg?itok=srrR49I7

 

カイピアイネン氏のアートピースでしばしば見られる表面の虹色はラスター彩というイスラム陶器の技法です。

 

私の小学生時代はポケモン遊戯王が流行っていたので、カイピアイネン氏のアートピースを見ると、なんだかトレーディングカードキラカードを思い出してしまいます(笑)

 

解説によると、この作品がつくられた当時、マリメッコの創業者 アルミ・ラティア女史など、カイピアイネン氏と交友関係のあった人々が亡くなっていたそうです。

 

火の消えたロウソクや誰も座っていない椅子は、人々の不在を表現していると言われています。

 

キラキラの粒々やラスター彩によって、画面がやけに明るくなっており、かえって悲しみをさらに深めている感じがします。。

終盤でこの作品を見た私は、わりと凹みました。。

 

中央にある時計がどうして3時を指しているのかも気になりますね。

 

 ▼引用元

http://www.emmamuseum.fi/kaipiainen

 

 ・ビーズバード<シャクシギ>(Beads Bird)

https://images2.bonhams.com/image?src=Images/live/2012-08/20/8613146-35-5.jpg&width=640&height=480&autosizefit=1

  

これはビーズのオブジェですが、胴体部分のモチーフは時計になっています。

うーん・・・なかなかクレイジー

 

そして時刻は3時を指しているものが多いです。

さっきの飾り皿も時計が3時でしたが、なんでだろう?

 

おやつの時間?丑三つ時みたいなもの?

 

理由が気になりすぎてフィンランド語でググってみましたが出てきませんでした。

 

今度フィンランド人の友達に聞いてみようと思います。

 

彼のビーズバードシリーズを見ていて気づいたのは、ビーズの色の並べ方が不揃いであることです。

 

もしも私が同じ材料が目の前にあったら、明るい部分には薄い色を、陰になる部分には濃い色を配置するでしょう。

というより、そうしないと私は落ち着きません。

 

カイピアイネン氏に限らず、こういう不揃いさを受け入れる感覚を持って創作するからこそ、マリメッコもアラビアもイッタラも、理屈だけでは片付けられない後世に残る作品が生まれるのだろうな、と思ったのでした。

 

▼引用元

https://www.bonhams.com/auctions/20049/lot/1235/

http://www.emmamuseum.fi/kaipiainen

 

目黒区美術館での展示は2018年9月6日までやってます。

北欧食器が好きな人には「へ〜あの人は、こんなのも作っていたのか!」と、新しい発見があると思いますよ。

 

それでは、もいもーい。

1日しか販売されないムーミンマグ

2018.8.10.

8月9日はムーミンの作者トーベ•ヤンソンの誕生日です。

今年は生誕104周年にあたります。

 

それを祝して、2018年8月9日の00:00~23:59の間だけ、記念のムーミンマグが販売されました。お値段は1個30€(3,840円前後)。

 

www.moomin.com

 

ヘルシンキ、ヴァーサ、ラッペーンランタ、あらゆる都市で開店前夜からイッタラショップに行列ができたそう。

 

発売後はすぐに売り切れ、ネット上では2,250€(288,000円前後)で出品する人も現れたとか。ひょえー。

 

オンラインストアでは、買い物かごに入れているのに、処理中に無効になってしまい、購入できなかった人も続出したようです。

 

フィンランドの人が何かを買うために夜から行列を作るのも、ネットでがんがん転売するのも少し意外に感じましたが・・・

 

よく考えるとフリーマーケットの文化がかなり根付いているので、そんなに不自然ではないですかね。

 

引用元▼

www.is.fi

 

yle.fi

 

私は今回の柄は好きですが、アラビアのマグカップではいつもコーヒーを飲むので色合いを考えると、こっちの2010年に販売されたムーミン65周年記念マグを狙っています。

いつか仕入れ額で出会えるかな?

 

www.ihanaiset.fi

 

 それでは、もいもーい。

お砂糖が降る

2016.8.16.

一日中、雨が降っています。

 

突き抜けるような空の青とまぶしい木々の緑がない日とのギャップが大きくて、少し気分が下がっていることを自覚しはじめました。

 

もう夏は終わってしまうのでしょうか・・・こんなに夏が過ぎてしまうのを心苦しいと感じたのは生まれて初めてです。

 

私は12月生まれなので日本では冬を楽しみに、夏を憂鬱に思っていましたが、ここフィンランドでは8月からそれが逆転しつつあるのかもしれません。

 

出勤すると、校長先生やA先生とフィンランド語で天気の話から少しずつ入っていくようになりました。

 

先生たちは私に、

 

雨が降るはSataa vettä.だけれど、フィンランド人はSataa sokeria.(砂糖が降る)と思うようにしているのよ。

その方が楽しいでしょ?

 

と話してくれました。

 

そういえば、日本では雨の日はお気に入りの傘やレインブーツで気分を上げようというメッセージが梅雨ごろから飛び交いますが、フィンランドでは雨期がないのか、聞いたことがありません。

 

そもそも、人々は雨が降っても傘をささずに外を歩きます。

空気が乾燥していて、濡れてもすぐ乾くからです。

 

日本で出版されているフィンランド語のテキストでも、傘をささないフィンランド人に驚く日本人の会話文があるくらいです(笑)

 

仕事の後、あえて帰り道は傘をささないようにしました。

雨といっても霧雨です。

 

f:id:aakikko:20180809082415j:image

 

霧の中に入っていく不思議な感覚によって、私はsyrup16gの「水色の風」という曲をふと思い出し、聞きたくなったのでした。

 


 

 

それでは、もいもーい。

夏のポルヴォーの川辺

2016.8.15.

mtg後は別の作業を手伝い、16時になると先生たちはバッタバッタと学校を出ました。

 

私はその10分後に家路へつくと、ついさっき学校を出たU先生がすでに着替えを済ませて自宅から出てきました。先生の家と通勤先は徒歩3分程度です。

 

本当に、帰って宿題をせずに家を飛び出す男子小学生くらいのタイム感です。

 

ものすごくうれしそうなので、これから何をするのかを聞いたら、「友達と散歩に行くの!」との答えが返ってきました。

 

友達とカフェやバー、ショッピングや映画ではなくても、散歩でここまでウキウキできることが素敵で、羨ましく思いました。

 

私は自宅に洗濯物を置いて、食材の買い出しに出ました。

 

U先生を思い出して、あえてポルヴォーの川辺を歩いてみます。

 

f:id:aakikko:20180808074212j:image

 

倉庫の赤が水面で細かく揺れています。

ゴッホなどの点描画のモチーフってこういう瞬間から生まれたのかも・・・とふと思いました。

 

f:id:aakikko:20180808075201j:image

 

ポルヴォー大聖堂の一部が見える位置へ。

 

f:id:aakikko:20180808074230j:image

 

たしかにこんなに美しい景色の中、友達と他愛のない会話をしながら歩けるのは幸せだろうなと、納得したのでした。

 

それでは、もいもーい。