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ポルヴォーアートスクールで体験した”本当の”フィンランド教育や都内のフィンランドイベントレポートを週1で更新予定。お問い合わせはコメント欄またはTwitter(@akotwi)のDMよりどうぞ。

本気のフィンランドBARゆおっぽらっりに行ってきました

12月某日。

フィンランド好き2人組によるフィンランド好きためのイベントゆおっぽらっり Vol.3に行ってきました。

 

www.juoppolalli.tokyo

 

こちらのイベントはもともと今年の5月に開催されたのですが、お二人の細やかなホスピタリティとおいしいフィンランドごはんが大人気で満員御礼、3回目を迎えています。

 

今回は12月にフィンランドのあちこちで開催されるピックヨウル(忘年会みたいなパーティー)がテーマで、独立記念日にあたる12月6日も近いのでそのお祝いもしていました。

 

人と話すのに夢中で写真がまったくないのですが・・・

 

クリスマスシーズンのフィンランドでお馴染みのピパルカック(薄いジンジャークッキー)、グロッギ(ホットワインのような飲み物にアーモンドやレーズンを入れたもの)、ヨウルキンック(クリスマスハム)はもちろん、主催者のうちの一人の女性は9月にフィンランドの森で摘んだきのこを乾燥させて持ち帰り、それを使ったソースをライ麦のパンやクラッカーにのせて提供してくださるという徹底ぶりでした。

 

かろうじて手元にあった写真。クリスマスハムにディル。ピンク色のクリームはビーツで色づけられています。

 

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壁には世界一まずい飴でおなじみのサルミアッキのクリスマスカレンダーまで飾ってありました。

 

その他に、現地でしか手に入れられないフィンランドウォッカクラフトビール、Fazerのチョコやスナックなどが山ほどテーブルに置いてあり、隣りにいたフィンランド人女性は「ここが日本とは思えない」とびっくりしていたほどの充実ぶりです。

 

(例えるなら、日本のものが売ってなさそうな異国の地のパーティーに行ったら、ハッピーターンじゃがりこブラックサンダーなどが出てくるイメージでしょうか。)

 

私は連日あちこちに足を運び少し疲れていたので、小一時間ほど顔を出して帰ろうと思っていたのですが、気づいたら会場のクローズまで居座ってしまいました(笑)

 

この界隈で出会う人々は、老若男女問わず色んな物事に対してオープンだったり、「日本で社会人一年目になったけど、やっぱりフィンランドで学びたい」、「フィンランド語を学んで、フィンランドの映画を理解できるようになりたい」とそれぞれ目標を持っておられる方もいたりすることが多く、私もやるぞー!という前向きな気持ちになれます。ありがたいことです。

 

先月、私はあるコミュニティ(8年くらい属している)の打ち上げに参加しました。

そのときにものすごく不思議に感じたのは、自分と同じ20代の人たちの会話内容が過去に自分たちが共有したエピソードに2時間まるまる終始していたことです。

 

私は「ここは中高年の同窓会か?」と錯覚しました。

 

何を話すかはもちろん自由ですし、いちゃもんをつけたくないですが・・・もう10回以上は聞いてる話ばかりで、私から今や未来の話題をふっても全然膨らまない不思議。

 

そのことについて違和感を持っていたのですが、ゆおっぽらっりで出会った人たちとの交流を通して、その正体が「フォーカスしている時制のちがいから生じたもの」という確信が自分の中に育って、帰り道はお腹いっぱい&心も晴れやかになれたのでした。

 

ごちそうさまでした!

編み物サークル オンペルセウラに行ってきました

フィンランドの人々にとって編み物はとっても身近な存在です。

バスで移動中のおばあさんも、競技に臨むオリンピック選手も、編み物をします。

 

nlab.itmedia.co.jp

 

私のホストマザーたちによれば「学校で習うから、みんな編み物できるよ!」とのことでした。

 

そんな編み物には、以下のような効能があるとフィンランドセンターは述べております。

 

・ストレスや不安感を軽減させる

・自分の健康に対する自信の高まり

・血圧を下げる効果

・集中力の改善

・記憶力の改善

 

また、同センターは一般の人々に向けて、編み物に親しむ機会を月に1回のペースで提供くださっているので、私もおじゃましてきました。

 

オンペルセウラの開催場所はフィンランドセンターで駐日フィンランド大使館の敷地内にあります。

 

駐日スウェーデン大使館などと比べて一般開放されないため、事前予約が毎回必要です。

 

他の参加者の方々と敷地内に入ると、会場の受付開始までは別室で待機になりました。

 

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サウナフォトスポットがありました(笑)

 

受付後は毛糸と編み棒が配布され、コーヒーやジュースとお茶菓子(今回はスコーン!)が振る舞われます。豪華過ぎる・・・

 

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今季は毛糸の靴下を作っています。

 

参加が私のように初めての人もいれば、もう靴下ができあがってフィンランドセンターの所長さんたちにお祝いを贈呈されている人もいます。

 

私も編み物経験者の方や所長さんに教えていただきながら見よう見まねでやっています。

 

前回は所長さんに相談したら「kaksi oikea(右に2つ??)」と言いながら編み方を見せていただきました。(希望すれば英語や日本語通訳でアドバイスを聞くこともできます)

 

私は「右に2目に編む」と認識して、編み方をYou Tubeで探しまくりましたが、それらしきものが見つからず・・・

 

今回、経験者の方に教えを請うたところその正体が「2目ゴム編み」であることが分かりました。2目表目、2目裏目で編んでいくのだそう。

 

そして所長さんにの「oikea」を日本語にしたときの意味は「右」ではなく「表」ということが分かり、フィンランド語の勉強にもなりました!

 

オンペルセウラでは「今月の女性」と題してフィンランドのパワフルな女性についてのプレゼンテーションを聞くことができます。

 

フィンランドセンターの活動はアートだけではなく高等な学術的な研究への取り組みも大変熱心です。

 

日本で触れらるメディアだけでは、なかなか知ることができないフィンランドの女性の人生や歴史について知られるので私はこのセクションもとても気に入っています。

 

今月の女性はフィンランドを代表する作曲家ジャン・シベリウスの妻アイノ・シベリウス

フィンランドの女性は(全員とは限らないけど)やっぱり強くてたくましいし、そういったことが良しとされる国などだと切実に感じます。

 

印象深かったエピソードを列挙すると以下のとおり。

 

・結婚後、ヘルシンキで飲んだくれるジャンをアイノがたしなめて郊外のトゥースラに引っ越しさせた

 

・ジャンは森での散歩を大切な日課としており、その散歩のときは正装して、四季に合わせて帽子の色も替えていた

 

・5人の子どもの子育てに家計が逼迫している中、アイノが「稼ぎたいなら交響曲を書けば?」と提案し、ジャンは交響曲作品を発表してブレイクした

 

・トゥースラの家の緑の暖炉や家具などはアイノがプラン・デザインしたもの

 

・アイノはトゥースラの家の庭でトマトやじゃがいもなどの野菜を作って自給自足していたが、当時の国内では珍しいアスパラまでも育てていた

 

これらの話を聞いて、トゥースラやアイノラにも足を運んでみたくなりました。

 

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ちなみに、プレゼンテーションをしていた所長さんは口頭での発表と編み物を同時にこなしていました。器用すぎる・・・

 

私もこんな風に編めるようになりたいなとつくづく思うのでした。

 

 

 

 

 

大使館のザリガニパーティーに行ってきました

今月の初旬はスウェーデンフィンランド人の文化ウィークでした。

 

aakikko.hatenablog.com

 

朝から埼玉の飯能までポルヴォーアートスクールの先生に会いに行った後は帰京して港区の駐日フィンランド大使館へ向かいました。

 

最終日のプログラムはザリガニパーティーです。

ドレスコードはザリガニにちなんで赤かオレンジのアイテム。

 

最初にフィンランドセンターの所長さんのごあいさつとザリガニパーティーの歴史の説明、キッピス(乾杯)の音頭があり、晩餐会の会場が開かれました。

 

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すべての席にセットされているザリガニのナプキンとハットは着用必須です。

私はハットが落ち着かなくて後頭部の下にぶらさげていたのですが、そのたびに2席となりの知人から「かぶらなきゃダメだよ!」と少なくとも3回はたしなめられました(笑)。

 

前菜はトーストに薄いレンコンとアンズタケのようなキノコがのっていて懐かしい&おいしかったです。

 

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ほどなくして大量のザリガニが運ばれてきました。

 

フィンランドのサーモンスープに必ずと言っていいほど入っているディルが添えてあります。

 

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男性がとなりの女性の皿にザリガニをよそってあげるというルールでスタートしました。

 

専用のカッターでザリガニの胴体に刃を立てて、そこから汁をズズーーーーッと吸います。

 

「食事中に(例:蕎麦)すするのって欧米でマナー違反じゃなかった?」と初めてフィンランドでザリガニパーティーを経験したときに思ったのですが、こればかりはなかなか無音でできないですし、ザリガニは別のようです。多分。

 

そして取り外した頭やハサミの部分にも刃を入れて、小さな身と汁を楽しみます。

 

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汁はトーストと一緒に楽しむのも所長さんたちのおすすめだそうです。

 

もう一匹目を手に取るタイミングで、都度、事前に配られた歌詞カードに載っている歌を全員で大合唱します。

全部スウェーデン語でほとんど意味を汲み取れませんでしたが、中にはキャッツのメモリーなど有名な楽曲のメロディだったりもするので私も加わりやすかったです。

 

ザリガニを食べては歌い、食べては歌いの繰り返しなのですが、汁には塩気があるので私は翌日のことを考えて8匹くらいでセーブしました。

 

ザリガニに刃を立てたり解体したりする過程で卵を持った個体に何度が遭遇しました。

近くに座っていたフィンランド人の方に卵は食べても大丈夫なのか質問すると、食べても良いのだそうです。

 

しかし、ザリガニの卵はとびっこでもイクラでもない感じで怖かったので、私は味見だけしてそっとしておきました。プチプチした食感で、中身は塩気のある味でした。

 

(デザートと食後の紅茶は別腹です…)

 

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会から3時間が経過したあたりで、参加者それぞれが食べたザリガニの数をひとりずつマイクで発表して、会は締めくくられたのでした。

 

フィンランド以外でこんな本格的なザリガニパーティー経験ができるとは思ってもみなかったので、ありがたい催しでした。

 

ごちそうさまでした!

 

ちなみに日本のIKEAでは夏になると冷凍のザリガニが箱入りで販売されます。

 

もちろん、日本の池や川にスルメを垂らして釣り上げるザリガニのような泥臭さは皆無ですのでご安心を。

 

それでは、もいもーい。

ムーミンパーク飯能のメッツァビレッジに行ってきました(2)

13時からのワークショップまで時間があったので、私たちはランチを求めてフードトラックが6台ほど停まっている芝生の広場へ向かいました。

 

フードコートで気になったお店はどこも10組近く行列ができていたからです。

 

私たちはサーモンスープをテイクアウトし、パンを探しにフードショップへ行きました。

 

鎌倉のフィンランド人パン職人のベーカリーライ麦ハウスが出店していると聞いて、そこのルイスレイパかカルヤランピーラッカと一緒にサーモンスープを食べたかったのですが、お店が見つけられず…

 

しかも地元の野菜はたくさん売っているけど、意外とパンは売っていないのです。。

サービスエリアの売店にあるようなおにぎりはほんの少し見かけました。

 

飯能駅のまわりにローカルなパン屋さんがいくつかあるので、そこでパンを買ってからメッツァに行くのもアリだと思いました。 

 

ランチはサーモンスープ単体でしたが、ディルものっていて、サーモンも大きいピースが入っていて、満足でした。

 

完食後は2Fのショップや出店、カヌーの工房を見てからワークショップ会場へ向かいました。

 

会場には赤ちゃんから小さな子供たちまで10名近く集まっています。

 

イリナ先生もアンネ先生もポルヴォーにいるときとまったく同じスタンスで子供たちに接します。

日本語のあいさつは積極的に使いますが、それ以外の声かけはフィンランド語。

 

終始、ポルヴォーと同じ空気がワークショップを満たしていました。

 

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私は久しぶりにこの空間を体験して、ひとつの言語だけを共有する島国日本でもこの授業が成立していたことに驚きました。

 

自分なりにどうして成立するのか考えてみて思い浮かんだのは、

 

(1)フィンランドも母国語がフィンランド語でない人が多く、ポルヴォーではスウェーデン語話者も多いので、日本に比べて非言語的なコミュニケーション能力に長けた人が多い土壌であること

 

(2)先生方の長年の経験

 

でした。

そんなことを思いながら、先生たちに「なふだーん!(またね)」とハグをして私たちは飯能駅前のカフェが併設されたパン屋さんでお惣菜パンとケーキをいただいたのでした。

 

retty.me

 

地元の人に愛されている感じで居心地が良かったです。

ムーミンパーク飯能のメッツァビレッジに行ってきました(1)

2018年11月9日にムーミンパークの一部が開業しました。

 

そのタイミングで私の元インターン先ポルヴォーアートスクールの校長レーナ先生、イリナ先生、アンネ先生が来日し、ワークショップを開催します。

 

先輩インターン生のAちゃんが「先生たちに会いに行かない?」と私に声をかけてくれたので二つ返事で行くことにしました。

 

飯能は遠いですが、久しぶりに会ったAちゃんとは話題が尽きなかったので、ありがたいことに往復どちらも一切退屈しませんでした。

 

飯能駅北口に出て、シャトルバスに乗って20分ほどでメッツァの停留所に着きます。

 

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入退場ゲートの坂道を降りると目の前に湖と施設が広がっています。

 

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お昼近かったので、私たちは飲食店の集まった施設内をひととおり見てまわると、恵比寿や中目黒にあるつけ麺屋のAFURIが入ってました。北欧や埼玉との接点は・・・?と思いましたが、おいしいですよね(笑)ベジタリアン向けや私のような糖質制限者向けに追加料金でこんにゃく麺に替えてくれるので、多様な食文化にはフィットしてるかと。

 

(私は、鎌倉にお店を構えるフィンランドベーカリーでカルヤランピーラッカが食べたかったのですが、お店すら見つけられず・・・)

 

オープン初日だったので10人くらいの行列ができていたので、他のエリアを歩いていると、Aちゃんがレーナ先生を発見。

 

Aちゃんが駆け寄って声を掛けると、レーナ先生が笑顔で「モイ〜」とハグしていました。

 

先生は私を見ると「まあ、久しぶり!髪が伸びたねえ」と言いながらハグしてくれました。

 

先生は私たちをワークショップ会場に連れて行ってくれて「びっくりびっくり」と上機嫌に、イリナ先生とアンネ先生に声をかけました。

 

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ふたりも私たちを見ると、はじめてのおつかいから帰ってきた子どもに対するかのごとく満面の笑みでハグしてくれました。

 

そしてイリナ先生は、赤ちゃんクラスでいつも最初にハンネレ先生のカンテレに合わせてうたうヒップリケップリの歌を、歌詞の一部を私の名前に替えてうたってくれました。

 

私は先生たちに会えて、なんともいえない気持ちになってウルッとしてしまったのでした。

サラダのチーズ

2016.9.

オーランド諸島滞在2日目。

 

昨夜は私以外の先生方はホテルのバーで遅くまで飲んでいたそうです。

 

でも、ディナーの時に「明日は朝からロッピスに行こう!」と口々に言っていたとおり、翌朝は全員揃ってロッピスのあるエリアへ向かいました。

 

ロッピスとは、スウェーデン語でフリーマーケットを意味します。

 

ここオーランド諸島はフィンランド領でありながら、公用語スウェーデン語、時差も1時間発生しています。

 

群島なので近くに海や荒々しい岩場や平原があり、フィンランドとはかなり雰囲気が異なります。

 

ロッピスではU先生は素敵なウールのアウターをすかさずゲットし、私はスウェーデン製の刺繍糸を買いました。

 

その後、各チームでアートスポットを回ったのですが、キルシ先生と私はランチを食べそびれるほどハイペースであちこちを見て回りました。

 

おやつの時間にふと入ったカフェ。

 

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私の選んだハンバーガーセット、なかなかのボリュームです。

 

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キルシ先生はベジタリアンなので、サラダを注文しましたが、野菜の上に手のひらサイズの円柱形(日本で見かけるカマンベールチーズみたいな)のゴートチーズがのっていました。

 

フィンランドのレストランでもメイン扱いのサラダを頼むと、チーズが丸ごとのって出てくるところを見たことがあります。

スウェーデンノルウェーではどうなのか気になりました。

 

 

 

 

 

 

大統領夫人のドレスが白樺素材?

昨日のニュースで今年のLinnan Juhlaについて公開されていました▼

yle.fi

 

Linnan Juhlaとは、フィンランド独立記念日12月6日に大統領がその年に貢献した人々を官邸に招き、握手する大きなイベントです。

 

以前、12月6日に日本から出張に来ていた方によると、ヘルシンキは厳重な交通規制が敷かれてトラムが来ないから雪の中を歩き、祝日扱いなので国内のお店やレストランはどこもやってなくて困った・・・と言っていました。

 

こんな状態なので、当時の私も家にこもってLinnan Juhlaのテレビ中継を見ていました。

 

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そして翌日出勤すると、職場では官邸に招かれたゲストのファッションやゴシップについて盛り上がっていました。

 

2018年は「気候と環境」がテーマだそうで、おもてなしや会場の装飾にも反映されるそう。

 

そしてなにより興味深いのは大統領夫人が着用するドレスは、アアルト大学プロデュースし、エコな繊維で作られるそうです。

そしてそのもととなる素材は国産の白樺。

 

中継が楽しみです。