フィンランドのおばあちゃんを訪ねて_2
2016.8.12.
私たちの呼びかけからほどなくして、おばあちゃんが「ヘーイ!」とドアを開けてくれました。
彼女の名前はBirgittaさん。白樺の枝でオブジェを作るアーティストです。
靴を脱いでおうちにあがると、旦那さんが猫を抱っこしていました。
この12歳の猫は、よくひっかくらしい。
テーブルに乗るのを禁じられているそうですが、私たちが話しているそばから乗っています。
すると旦那さんは突然、水の入ったスプレーを猫にかけました。
それでもいうことを聞かないようなので、猫をひょいっと勝手口から放り出してしまいました・・・
「ほ、放り出したよ?」と私とひかりさんはこらえきれず笑ってしまいました。
彼は寡黙な人ですが、猫のお世話をしつつS君の面倒をよく見てくれています。
Birgittaさんは取材にきた私たちに対して、とびきり素敵なティータイムの場を用意してくださっていました。
コーヒーとリンゴンベリーの紅茶、優しい味のキッシュ。
ブルーベリーパイ!!!試しにマンゴーのrahka(固めのヨーグルトのような乳製品)を入れてみたそうです。
食べる直前、バニラアイスを添えてくれました。
これは、私がフィンランドの食べ物の中で暫定1位と言うくらい好きなものです。
理由は分からないけれど、おばあちゃんが作ってくれると、とくにうれしいんですよね。
ところで、私が日本での好きなものと言えば、自分のおばあちゃんが作ってくれた豚の生姜焼きです。
同じ材料をそろえても、おばあちゃんが作ったものと同じ仕上がりにはなりません。
きっと私がこれから、ここフィンランドでブルーベリーパイの作り方を教わっても、きっと、おばあちゃんの作る味にはならないんだろうなと思いました。
(続きます)
それでは、もいもーい。