日本とフィンランドのブログ

ポルヴォーアートスクールで体験した”本当の”フィンランド教育や都内の北欧イベントレポートを週1で更新予定。記事寄稿などについてはコメント欄かTwitterのDMよりどうぞ。

電子政府エストニアのe-Residency Official Meet-Up in TOKYOに行ってきました(後編)

2018.7.26.

東京は雨風が強いですね。外出中の方はくれぐれもお気をつけくださいませ。

 

今日は、Paulさんとともにイベントに登壇されていたKota Alex Saitoさんに伺ったお話に基づいた私の所感についてです。

Alexさんとは、日本出身の起業家であると同時に、エストニア発のオンライン本人確認サービスVeriff社でもお仕事をされています。

 

前編は下記にあります▼

aakikko.hatenablog.com

 

後編(Alexさんパート)▼

 ・#ESTONIANMAFIA WALL OF FAMEについて

#ESTONIANMAFIAというのは、エストニアのスタートアップに携わっている人々を指すそうです。

その企業において成長率80%以上、一定額以上の法人税を納めているなどの条件を満たすと、この壁に飾られるのだとか。

 

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よく見ると、私が家賃振込やユーロの受取でお世話になったTransferWiseもあるじゃないですか。

これは通貨のマッチングを行ってくれるサービスで、私は円をユーロにしてもらい、銀行を通すよりもかなり手数料を抑えられました。UIもシンプルで操作に迷わないし、おすすめです。

 

私がTransferWiseを選んだ背景としては、日本のメガバンクのオンライン取引を使おうとしたら、まず日本の住所に本人確認書類の送付が発生する、ワンタイムパスワード端末うんぬんかんぬんetc...お金を振り込めない状況になってしまい本当に困っていたからです。

 

初めてTransferWiseを使ったとき、日本にオフィスを構えて間もないころだったらしく、登録まで別途やりとりが数回発生しましたが、担当の方が日本語で迅速丁寧に対応くださったのを今でも覚えています。なんだかうれしい。

 

思い返せば、インターンの面接もSkypeでしたし、知らず知らずのうちに海外生活の大きな部分をエストニア発祥のサービスに支えられていたんですね・・・!

 

ちなみに、Skypeに携わっていた経歴を持つ人々はSkype Mafiaと呼ばれているそうです。

 

一方で、数年前のフィンランドでは、ケータイでおなじみのNokiaで大規模なリストラ・起業支援の後、そこからスタートアップシーンが盛り上がりましたが、Nokia Mafiaという言葉を私は一度も聞いたことがありません。(リストラという背景も関係しているかもしれませんが・・)

 

「横のつながりが強い」とAlexさんが語っているように、たくさんのMafiaが輩出されている風潮はエストニア特有のもののように感じられました。

 

・国のブランディングが上手い(電子国家というバズワードを含ませていたり、独自のフォントをPRに使っていたりする)

これは私自身、イベントを通じて心からそう感じました。

e-Residencyという言葉ひとつをとっても、

 

eはEstonia?Electric?かっこいい!

Residencyは住めるってこと?

エストニアにいなくても取得できるってすごーい!!!!

 

と想像を掻き立てられてしまうんですよね(笑)

Alexさんが成功の背景を解説する中で「誤解を招いてしまっている側面もある」とワンクッション置いていましたが、私はまさにそこに当てはまります・・・

 

また、フォントもかっこいいんですよね。

つなぎ目の部分に丸みがあって、攻殻機動隊シリーズに出てくるサイボーグやアンドロイドのモチーフとされる球体関節人形のイメージが思い浮かびました。

青という色もエストニアの国旗のうちの一色を連想します。

 

ちなみにフォントのファイルは無償で公開されています▼

 

toolbox.estonia.ee

 

エストニアに関することであれば使っていいそうなので、私も上記のサイトから早速ダウンロードしてサムネイル画像に使わせていただきました。 

 

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PRに一般人を巻き込むという点では、フィンランドでも昨年の独立100周年イベントの一環として、Suomi100のロゴを無償で使えるようにしたり、写真をイラスト化してくれるジェネレーターを提供したりしていましたが、国がフォントを公開するというケースが私には新鮮でおもしろかったです。

 

suomifinland100.fi

 

PaulさんとAlexさんのエストニア情報をここには書ききれないほどたっぷり吸収できて、また会場ではうれしい再会もあって、充実した時間を過ごせました。(感謝)

 

来月はタリンまでは行けないけれど、また年内か来年には行けるようにアクションを起こそうと思ったのでした。

 

それでは、もいもーい。