日本とフィンランドのブログ[noteに移行します]

ポルヴォーアートスクールで体験した”本当の”フィンランド教育や都内の北欧イベントレポートを週1で更新予定。記事寄稿などについてはコメント欄かTwitterのDMよりどうぞ。

362日それぞれに名前が付く「名前の日カレンダー」

2018.8.29.

昨日のニュースによると、フィンランドにおける2020年のカレンダーへMinkaやSelinaなど、新たに35個の名前が追加されるそうです。

 

www.hs.fi

 

何のことかと言うと、フィンランドのカレンダーには元旦1/1・閏年2/29・クリスマス12/25などを除き、毎日なにかしらの人名が割り当てられています。

 

例えば、8/29はInariさん、9/1はPirkkaさん、といった具合にNimipäivä(名前の日)が決まっています。

 

この習慣の起源はキリスト教にあり、他のヨーロッパ諸国でも見られるそうです。

 

自己紹介では名前の日を話題にしませんし、とくにお祝いの席を設けることはありませんが、私の経験上では友達や職場の人に「おめでとう!」と言う機会が増えたので、ちょっといい文化だなと感じています。

 

この名前の日カレンダーを管理しているヘルシンキ大学のalmanakkatoimistoは、1990年代から5年おきに昨今使われなくなった名前を除外し、使われるようになった名前を追加しているそうです。

 

下記のページで自分の誕生日の名前を探してみてもおもしろいかもしれません▼

 

www.viikko-kalenteri.com

 

ちなみに私の誕生日はTaneliという名前の日でした。そこで思い出したのは、私が大学時代に卒論テーマに選んだ宮沢賢治です。

 

彼の作品の登場人物にタネリがいるし、タネリ母が「白樺の皮を剥いで来い!」と言うシーン、解け残った雪景色の描写もあり・・・賢治ゆかりの地 花巻も雪国はとはいえ、フィンランドと無関係ではなさそう。

 

調べてみると、1926年に宮沢賢治フィンランドの初代駐日公使グスターフ・ラムステッド氏と交流があったそうです。

 

初代駐日フィンランド公使 G.J.ラムステットの知的外交 - フィンランド大使館・東京 : 大使挨拶 : 初代駐日フィンランド公使 G.J.ラムステットの知的外交

 

この作品は生前未発表(=1933年)で、ラムステッド氏との交流が1926年以降であるため、彼との交流を通じて、このようなネーミングや描写になった可能性も考えられるなと私の妄想は膨らんだのでした。

 

それでは、もいもーい。