日本とフィンランドのブログ[noteに移行します]

ポルヴォーアートスクールで体験した”本当の”フィンランド教育や都内の北欧イベントレポートを週1で更新予定。記事寄稿などについてはコメント欄かTwitterのDMよりどうぞ。

ヘルシンキっ子おすすめのカフェ Sininen Huvilan Kahvila

2016.7.24.
朝からヒエタラハティとハカニエミのフリーマーケットで買い付け業に勤しんでました。(先週と変わらない過ごし方)

 

マリメッコの廃盤生地とハリネズミのブラシのセットが3€で買えてホクホク。

 

15時から友人のフィンランド人デザイナーのレーナ・キソネンさんとハカニエミ近くのSininen Huvilan Kahvilaへ行きました。日本で読んだガイドブックでは見たことのない長い名前です。

 

 

sininenhuvila.weebly.com

 

店名を日本語にすると、

Sininen(青い) huvilan(大邸宅・貸別荘の)kahvila(カフェ)

 

f:id:aakikko:20180618220239j:image

 

名前のとおり、外観は大きな邸宅です。

 

f:id:aakikko:20180618221621j:image

 

そこではレーナさんとアイスクリームを食べながらおしゃべりしました。ふだんの私だったらチョコレートを選びますが、レーナさんのおすすめを聞いてみると

 

Vadelma Lakritsi(ラズベリーラクリッツ)

 

ラクリッツを私の言葉で説明するなら、サルミアッキから塩気がなくなったようなおいしくないお菓子です。そのラズベリー味か。うーん、正直に言うとまずそうだ。

 

trip-s.world

 

 とはいえ、地元の人のおすすめを聞いといて、それを頼まないのは気まずいと思ってしまったので、Vadelma Lakritsi味を選びました。

 

写真を撮りさえしないくらい期待してなかったのですが、想像よりもはるかにおいしかったです。私のアイス選びの味の選択肢に加わるくらいおいしかった。

 

ありがとう、レーナさん!!!

 

アイスを楽しみながら、レーナさんはEspooとHelsinkiの間に位置するLehtisaariにあるMaja Coffee Roasteryのコーヒーがとびきりおいしいことや、その日本人オーナーがフィンランド語をとても上手に話すこと、フィンランド語を学ぶならKansalaisopisto(市民学校)がおすすめよ、と色んなことを私に教えてくれました。

 

www.yelp.com

 

私がこれからポルヴォーのアートスクールでインターンシップを始めることを伝えると、レーナさんはJenni Tuominenさんという素敵なセラミックとテキスタイルのデザイナーが在籍していたことも教えてくれました。

 

あとで知ったのですが、Jenni女史はmarimekkoのデザイナーでもありました。私は4年前に彼女のテキスタイルでポーチを作ったことがあるので、なんだかうれしかったです。

 

www.jennituominen.com

 

 レーナさんの作品は日本でとても人気があるので、彼女は何度も東京へ出張しており、活動拠点とするヘルシンキでは日本語のクラスをKansalaisopistoでとっているそうです。

 

 レーナさんのデザインプロダクトはこちら。「キッチンにて」の名前のとおり、フィンランドの台所に必ず置いてあるものが、かわいらしいタッチで表現されています。

 

お皿を拭いても、ディスプレイ用に額に入れてもすてきなキッチンタオル。

手にするたびに気分が上がりそうなサーモマグ。お気に入りのコーヒーや紅茶を入れて持ち出したい。

私は彼女から役立つ情報をたくさん教えてもらっておきながら、なかなか彼女の役に立てそうなことを英語に起こせず、もどかしい思いをしました。

 

レーナさんは、日本語以外に自信のない私でも分かるように配慮して話してくれます。私が聞き返すとゆっくり話してくれたり、よりシンプルな言葉に言い換えたりしてくれるのです。

 

(私も、日本語を勉強している外国の人と日本語で話す時はこの振る舞いをお手本にしよう・・・)

 

彼女の近況を聞くと、フリーランスと企業を行ったり来たりで忙しいそうです。そんな中で、私の渡フィンの近況をFacebookで見るなりすぐにコンタクトをとってお茶に誘ってくださりました。なんて懐の深い方なんだろう・・・

 

レーナさん「日本のある家具が最高でね、ブランケットとテーブルをコンバインしたものなんだけど。あそこで一日過ごしてしまうわ。うーん、なんて言うんだっけ?」

 

私「わかった!それはコタツです!」

 

自分が何かを自信を持って伝えられたのはこの1シーンだけだった気がします。とほほ。

 

これからたくさん外国語を学んで、レーナさんに再会するころには少しでも成長して、より楽しく時間を過ごせるようになりたいと思ったのでした。