日本とフィンランドのブログ[noteに移行します]

ポルヴォーアートスクールで体験した”本当の”フィンランド教育や都内の北欧イベントレポートを週1で更新予定。記事寄稿などについてはコメント欄かTwitterのDMよりどうぞ。

ポルヴォーにも広がるアートウィーク

2016.9.2.

9月に入ると、HabitareやDesignmarketなどフィンランドではアートにまつわる大きな催しが各地で開催されます。

 

ポルヴォーアートスクールそのものも協賛をしているのか、一部のワークショップがそのイベントの一環として行われます。

 

この日は、kuvismuskari(アートと音楽のクラス)からイリナ先生やアンネ先生がお面を作るワークショップを開催し、私も手伝いに入りました。

 

f:id:aakikko:20181105163351j:image

 

内容は画用紙に動物の顔を描いてお面にするというもので、小さな子どもたちがたくさん参加しています。

 

トラやライオンなどを描く子もいれば、ウサギを描く子もいました。

 

先生たちは、手が止まっている子どもに優しく声をかけたり、できあがった絵の輪郭を切り取って、覗き穴となる目の部分にカッターを入れたりしていました。

 

私も、ある男の子からお面のカッティングを頼まれたのですが、めちゃくちゃピッチの細かいたてがみのライオンで、ひとつひとつの毛束を保ちながら切り取りました。

 

ひととおり子どもたちの作品ができあがると、今度はお面を装着して撮影会が始まります。

 

私はその撮影ではなく、会場全体の撮影をするよう校長先生から指示を受けました。

そのとき先生は「子供の顔がはっきり分かるような撮り方はしないように」と事前に付け加えてくれました。

 

(親御さんたちの中にはアートスクールのSNSであっても我が子の顔写真がアップされることを好ましく思わない方もいらっしゃるのかな?日本だと結構ありそう)

 

当時の私は今ほど英語もフィンランド語もわかりませんでしたが、場の雰囲気や聞き取れた言葉の流れからそのことを想像できたので、上のようなことを私は想像したことを先生たちに伝えました。

 

すると先生たちは「そのとおり、あなたはよく理解しているわね」と繰り返してくれました。

 

あらゆる面で大らかで寛容なフィンランドでも(当然だけど)様々な価値観があって、こういう部分が気になる人も一定数いるのだなと意外に感じられたのでした。