お砂糖が降る
2016.8.16.
一日中、雨が降っています。
突き抜けるような空の青とまぶしい木々の緑がない日とのギャップが大きくて、少し気分が下がっていることを自覚しはじめました。
もう夏は終わってしまうのでしょうか・・・こんなに夏が過ぎてしまうのを心苦しいと感じたのは生まれて初めてです。
私は12月生まれなので日本では冬を楽しみに、夏を憂鬱に思っていましたが、ここフィンランドでは8月からそれが逆転しつつあるのかもしれません。
出勤すると、校長先生やA先生とフィンランド語で天気の話から少しずつ入っていくようになりました。
先生たちは私に、
雨が降るはSataa vettä.だけれど、フィンランド人はSataa sokeria.(砂糖が降る)と思うようにしているのよ。
その方が楽しいでしょ?
と話してくれました。
そういえば、日本では雨の日はお気に入りの傘やレインブーツで気分を上げようというメッセージが梅雨ごろから飛び交いますが、フィンランドでは雨期がないのか、聞いたことがありません。
そもそも、人々は雨が降っても傘をささずに外を歩きます。
空気が乾燥していて、濡れてもすぐ乾くからです。
日本で出版されているフィンランド語のテキストでも、傘をささないフィンランド人に驚く日本人の会話文があるくらいです(笑)
仕事の後、あえて帰り道は傘をささないようにしました。
雨といっても霧雨です。
霧の中に入っていく不思議な感覚によって、私はsyrup16gの「水色の風」という曲をふと思い出し、聞きたくなったのでした。
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それでは、もいもーい。