東京のOLがフィンランドでインターンした話

フィンランドの美術学校でインターン後、北欧雑貨のバイヤー、モデル、ライターとして活動/現地の体験やマニアックな情報を公開中

美術学校でのインターン初日

2016.8.1.

時刻表の15分前に停留所へ行き、定刻通りやってきたバスに乗って中心街へ。

 

私のインターンシップ先は、フィンランドで3番目に大きいとされる美術学校 Porvoon Taidekoulu ポルヴォーアートスクールです。

 

ここは、放課後に子どもたちがやってきて思い思いに作品を作り、お互いの個性を尊重し合うことを学ぶ場とされています。

在籍者は1,000人以上で、両親が付き添う1歳児のクラスもあるのだとか。

 

出勤後、A先生やL先生があたたかく迎えてくれました。

L先生はさっそく生徒たちの出席確認をとって授業を始めますが、そこで私は早々に胃が縮む思いをするのです。

 

皆、何を話してるのか1ミリも分からない・・・

 

なんと、このクラスはスウェーデン語で授業を進めていました。

ここポルヴォーはスウェーデンに支配されていた歴史的背景から、約30%がスウェーデン語話者だそうです。

 

私はスウェーデン語が分からないなりに、今この場は何をしているのか•何を必要としているのかできるだけ早く理解しようとしました。

 

このクラスでは船がテーマで船の写真や絵本を見ながら、自分の船を描くようです。

 

 私は人数分の画材が必要と考え、今テーブルにあるもので数が足りなそうなものを棚から集めてL先生に差し出します。

 

すると、先生はGood!と微笑みながら受け取ってくれました。

 

1コマ終わったら学童向け食堂でランチ。メニューは、ミートソースのパスタ、パン、キュウリ、トマト、näkkileipä なっきれいぱ。

 

パスタはなぜか短く切れていてふにゃふにゃです。こどもたちが食べやすいようにあえてこうしているのでしょうか。

 

いや、待てよ。東京で参加したフィンランド政府観光局のセミナーで

 

フィンランドにはアルデンテという概念がない。パスタは鍋に入れたら茹でっぱなしだからレストランでオーダーしないほうがいい」

 

と耳にしたことがあります。

 

真意のほどは分かりませんが、私は残りのパスタに手をつけるのをやめて、näkkileipäをボリボリと食べ始めました。

 

näkkileipäとは、小麦でできたクラッカー状の国民食穀物の香ばしさと酸味が特徴的です。

 

バターを塗って、スライスしたトマトやキュウリ、ハム、チーズなどを自由にのせて、いただきます。

 

薄いもの、厚いもの、ひまわりの種やゴマが入ったものなど、多種多様なnäkkileipäがフィンランド中で食べられています。

 

学食でサーブしてあったのはKoulunäkki こうるなっき。Kouluとは学校を意味します。

それくらいフィンランドの生活に浸透しています▼

 

www.vaasan.fi

 

ところで、私が他の先生方や子どもたちを見ていて驚いたのは、näkkileipäに塗りたくるバターの量。皆、見事に厚塗りなのです。

 

バターが高い日本ではそうそう見られない光景です。さすが、酪農大国。

 

ちなみに「フィンランドって物価高くないですか?」と日本の人によく聞かれますが、私はいつも否定します。

 

なぜなら、牛乳1Lやバター200gは大手食品メーカーや国産のものでも1€台(150円前後)で、野菜や果物は日本よりもはるかに安いからです。

 

例えば国産のにんじん1kgが1€(130円前後)、スペイン産のスイカは大きな1玉が70c(90円前後)のときだってあります。

 

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ただ、一方でフィンランドの外食は日本に比べると高いです。都市部で平日ランチが10€で手頃な相場観。ディナーや週末はそこから割増になります。

 

そんなこんなで、午後のコマは同じ内容をフィンランド語で進めるクラス。

私はフィンランド語をそこまで理解できるわけではありませんが、状況や必要なものは把握できているので午前に比べれば落ち着いて手伝いができたのでした。

 

それでは、もいもーい。