東京のOLがフィンランドでインターンした話

フィンランドの美術学校でインターン後、北欧雑貨のバイヤー、モデル、ライターとして活動/現地の体験やマニアックな情報を公開中

フィンランド教育の光と影

2016.8.3.

朝食にフィンランドで見かけるチョコピロー(ヌガーピロー)を選んでみました。

 

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名前のとおり、枕のように四角いチョコレート味のシリアルの中に、固まったクリームが入っています。

中身が想像より甘ったるくて苦手ですが、外側のサクサクが気に入っています。

しかし、オレオのように開いてクリームをどけて(よくやります)、黒いところだけを牛乳と楽しむことができないのが惜しいですね。

 

さて、今日の授業は大きな一枚の絵を生徒全員で描いたり、塗ったりすることです。

 私は授業の中盤で、うれしい変化に気がつきました。

 

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なんと、昨日と一昨日では、ペンさえ手にしなかったA君(紺色のTシャツの子)がドラゴンの色を塗っているではありませんか。

 

L先生の「個人の自主性に任せる」対応がプラスに働いた結果ですね。

 

私は出国前に目を通した何冊かの書籍やシルック・フィンランドさんとのお話を通じて、日本とフィンランドの教育方針の大きな違いとは、後者が圧倒的に「子どもの自主性に任せている点」だと捉えています。

 

シルックさんは「フィンランドの子育ては、子どもに手をかけるのではなく、目をかける」とおっしゃっていました。

「あなたのことをちゃんと見ているよ」と子どもに安心感を与え、「あなたに任せるね」と信頼して物事を委ねるそうです。

 

その一方で、その自主性に任せすぎた結果、”何もやらない大人に育ったフィンランド人”も、たまに見かけます。

 

とくにヘルシンキのソルナイネン地区では「ビールのお金をくれ」と書いた段ボールを持って終日座り込んでいたり、Vから始まるお下劣なフィンランド語をメタルバンドのヴォーカルばりにシャウトしていたりする人たちが見られます。

 

私はその人たちを見るたびに「子どもの性格によっては、日本のように、大人から子どもに対して目の前の物事を強く促すべき場面もあるのかも」とモヤモヤしてしまいます。

 

『自主性に任せる』と『放任する』は紙一重なのかもしれません。

 

なにはともあれ、A君が美術アレルギーにならずに、これからもアートスクール生活を楽しめそうなのでよかったです。

 

それでは、もいもーい。