東京のOLがフィンランドでインターンした話

フィンランドの美術学校でインターン後、北欧雑貨のバイヤー、モデル、ライターとして活動/現地の体験やマニアックな情報を公開中

最初の晩餐

2016.7.27.

マッマとのお茶の後は、この広大なお庭を歩いてまわりました。飼育小屋のニワトリたちが時折あげる鳴き声のピッチが不安定で、笑わずにはいられません。

 

19時ごろにパッパが長女Lちゃんと長男K君を連れて帰ってきました。これから全員で夕飯の支度です。

 

ホストファミリーの家の食器は、イッタラのオリゴ(赤系)でした。プレート2枚とスープボウル1個でひとつのセット。それが6客分あります。その6客分とは別で同じ柄のスナックボウルや大皿も数枚ありました。

 

カリスマバイヤーHさんからは買い付けの時に「フィンランドで出まわる食器のフルセットはほとんど6客分だ」と教わりましたが、なるほど納得。

フィンランドにおいて一世帯+来客がカバーできる平均的な客数が6なのでしょう。

 

このオリゴシリーズは、無数の薄いカトラリーの跡から、長年にわたってよく使い込まれていることがうかがえました。しかしヒビ割れたり欠けたりはしていません。さすがイッタラ社のプロダクト。

 

大きなボウルでサラダを作って、パッパがレストランから持ち帰ってきた他の料理とともに庭で盛り付けました。 

 

■メニュー(食事中の撮影は憚られるのでテキストに残してました)

 

・ パン(ドイツ人のパッパがレストランで焼いている。茶色いパンはナッツやシードがたくさん入っていて私のお気に入り)

・ローストサーモン(魚卵とディルの入ったサワークリームソースをかけて)

・スライスしたハネジュウメロン

・スライスした大きなトマト

・レタスのサラダ(バルサミコ酢、オリーブオイル、岩塩で作ったドレッシングがとてもおいしい)

・チーズ各種(スライサーも忘れずに)

 

※パンとローストサーモンはパパのレストランで食べられると思います。

 

Zum Beispiel

 

ホームステイ先の確定後にホストファミリーがレストラン経営であることを知ったので、毎日の食事が重すぎたらこわいなと思っていました。しかし実際は至って健康的な食事でホッとしています。

 

食後にLちゃんとK君と近所に生まれたてのヤギを見に行きました。母ヤギの後ろ足付近に血液のようなものが見えたので「あれは放っといて大丈夫なの?」とLちゃんに聞きました。

 

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するとLちゃんは「一昨日出産したばかりだから」と冷静に答えました。この15歳の女の子はなかなか大人びているように思えます。

 

K君はどこからともなく白イチゴを摘んできて、私にくれました。私もラズベリーを見つけたので、「今こそJokamiehenoikeus※の行使だ!」と思いながら手あたり次第に摘んではK君とLちゃんに手渡しました。

 

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※Jokamiehenoikeus:人種国籍等問わず、フィンランドでは誰でも自然の恵み(ベリーやきのこなど)を享受してもよいという権利。

とはいえ、人んちの庭などの明らかな私有地はさすがにアウトだと思います。

 

こうして、バケツがベリーでいっぱいになった私たちは家に帰りました。

 

そして今度は「Afrikkan Tähti」というボードゲームを始めます。英語もあまり理解できない私でも参加できるようなゲームを、子どもたちは選んでくれたのだと思います。(感謝)

 

マッマもプレーヤーとして参加していたのですが、彼女は紙幣を逐一さばいて手札を取るようにしており、かなりの戦略家でした。

 

このゲームはマッマが抜けた後も、パッパから「もう寝る時間だぞ!」と言われる22:30過ぎまで続きました。

 

フィンランドの人はボードゲーム好きという話を日本にいる頃から耳にはしていましたが、私はホームステイ初日からそれを体感したのでした。

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記事に登場したユーモアたっぷりのパッパは観光都市ポルヴォー屈指の人気レストランのマスターシェフです▼

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