日本とフィンランドのブログ[noteに移行します]

ポルヴォーアートスクールで体験した”本当の”フィンランド教育や都内の北欧イベントレポートを週1で更新予定。記事寄稿などについてはコメント欄かTwitterのDMよりどうぞ。

ルーネベリの日にルーネベリ邸に行った話

先週1月21日にフィンランドの国民的詩人ルーネベリの愛したルーネベリタルトがNHKの「グレーテルのかまど」で特集されていたと友人が教えてくれました。

 

私はテレビを見ないしそもそも持ってないのでどんな内容だったかは分かりませんが、公式サイトでは写真付きのレシピが掲載されています。気になる方はどうぞ。

 

www.nhk.or.jp

 

私が2017年までポルヴォーに住んでいた時はまさしく「Runeberginkatu(ルーネベリ通り)」で始まる住所で、隣の公園にはルーネベリの像がありました。

 

また、歩いて2分のところにはルーネベリ邸があり、ルーネベリの日である2月5日は無料開放され、ルーネベリタルトが振る舞われると聞いています。

 

ルーネベリタルトとは、(起源は諸説ありますが)ルーネベリの妻フレドリカがジンジャークッキーなどの残り物と一緒に焼いたカップケーキのようなもので、ルーネベリの好物だったそうです。

2月になるとフィンランドのカフェやスーパーなどで見かける季節のおやつです。ずっしり重めのスイーツなので、私はコーヒーとちびちび食べるのが好きです。

 

もちろん学校のコーヒー休憩にもルーネベリタルトが登場します。こちらはポルヴォーのご当地ベーカリーHenriksson Leipomoのもの。実店舗はなく、ポルヴォーのスーパー、ときにはヘルシンキのスーパーでも取扱いがあります。(キルシ先生はここのルーネベリタルトが一番美味しいと言ってました。)

 

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ちなみにポルヴォーではバスセンターのすぐ近くにあるHanna Mariaというフィンランドの伝統料理が食べられるレストランでは季節問わず食べることができるそうです。価格帯も観光地の中ではお手頃な方なので、旅行にいらした際はぜひ。

 

hanna-maria.fi

 

さて、2年前の2月5日、私が買い付け旅行から帰ってきた夕方に行くとタルトは皆無でしたが、邸宅をじっくり見ることができました。

現在も大人は8€、18歳以下は無料で入館できます。夏と冬とで開館日がかなり異なるので行く前にポルヴォー市のサイトを要確認です。

 

www.porvoo.fi

 

こちらはルーネベリの日のヘルシンキ。国家が掲げられてました。

 

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ポルヴォーに帰ると雪が積もってました。フィンランドではあるあるですが、こういう立て看板は片面はスウェーデン語、もう片面はフィンランド語で書いてあります。

 

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赤と白のコントラストがきれい。

 

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窓辺にキャンドルが灯っている光景を見るとなんだかホッとします。

 

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さっそくルーネベリ邸に入ってみました。緑が多くて良い感じです。

 

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古き良き洗練されたインテリアで屋内は静謐な空気が流れていますが、しれっとルーネベリタルトが置いてあったりするところがなんとも言えません。笑

 

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アーティストが集まるサロンのような部屋。

 

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ルーネベリは趣味の中でもとりわけ狩猟や釣りがお気に入りだったそう。

 

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ここにもルーネベリタルトを発見。手作り感がかわいらしい。

 

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ところどころ花の切り絵がポツンと飾ってあります。フレドリカが作ったのでしょうか。

 

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ちっちゃな物販エリアではルーネベリタルトのレシピ本とタルト型が売っていました。「ルーネベリ邸で買う」と元祖感が出るので、ついほしくなっちゃいますね。

 

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その日の夜、どこからともなく美しい合唱の声が聞こえてきたので、外に出ると、ルーネベリ像の周りに合唱団と町の人々が集まり、彼の誕生日を祝していました。

 

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ポ、ポルヴォーとは思えない人口密度・・・!しかもほんの1分くらいの間に職場の人や生徒の親御さんとも遭遇しました。ポルヴォー小さい!

 

彼が活躍した時代は19世紀ですが、きっとこの先も国民に愛され続ける詩人なのだと思います。